フランス語の「malgré」(譲歩の前置詞)の意味と使い方
意味:〜にもかかわらず(後ろは名詞)
malgré + 名詞で、「〜にもかかわらず」と譲歩を表します。後ろに文は置けず、名詞か代名詞が続きます。
malgré + 名詞で、「〜にもかかわらず」と譲歩を表します。後ろに文は置けず、名詞か代名詞が続きます。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 基本 | malgré + 名詞 | malgré la pluie / malgré le froid |
| 代名詞・決まった形 | malgré + 強勢形 / malgré tout | malgré moi / malgré tout |
| 文を続けたい時 | bien que + 接続法 | Bien qu'il pleuve, nous sortons. |
例文
- Julie a accepté ce poste malgré son petit salaire.ジュリーは給料が少ないにもかかわらず、この仕事を引き受けました。
- Malgré son âge, mon grand-père joue au tennis.祖父は年齢にもかかわらず、テニスをします。
- Elle est arrivée à l'heure malgré les travaux.工事にもかかわらず、彼女は時間どおりに着きました。
使い方のポイント
- malgré の後は名詞です。「malgré il pleut」のように文は続けられません。
- 文を続けたい時は bien que + 接続法を使います。
- malgré tout は「それでも」という意味の決まった言い方です。
練習問題
問1(仏検 準2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Léo était très fatigué, mais il a fini son travail ( ) sa fatigue.
- grâce à
- à cause de
- sans
- malgré
答えと解説
正解:4. malgré
疲れていたのに仕事を終えたので、逆の関係を表す「malgré」です。「à cause de」は原因を表すので、「mais」とつながりません。
問2(DELF B1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Nous sommes sortis ( ) la pluie.
- malgré
- bien que
- parce que
- pendant que
答えと解説
正解:1. malgré
後ろが名詞 la pluie だけなので、前置詞の「malgré」です。bien que などの接続詞の後には、動詞のある文が必要です。
問3(TCF B1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
( ) le mauvais temps, le marché reste ouvert tous les samedis.
- Parce que
- Bien que
- Puisque
- Malgré
答えと解説
正解:4. Malgré
後ろが名詞 le mauvais temps だけなので、前置詞の「Malgré」です。接続詞の後には、動詞のある文が必要です。
似ている文法との違い
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「bien que + subjonctif」(譲歩の接続詞) 〜にもかかわらず・〜だけれども(bien que)
- 「grâce à」(原因の表現) 〜のおかげで(よい原因)
- 「quand même」(譲歩の副詞) それでも・やはり(話し言葉の quand même)