仏検(実用フランス語技能検定試験)とは
仏検は、公益財団法人 フランス語教育振興協会が実施するフランス語の検定試験で、文部科学省と在日フランス大使館文化部が後援しています。1981年に始まり、5級から 1級までの 7 つの級があります。試験は年 2 回(春季と秋季)で、1級は春季、準1級は秋季だけに行われます。準2級から上の級には、1次試験の合格者が受ける 2次試験(面接)があります。
これからの試験日(2026年度秋季)
| 回 | 試験日 | 出願・受験資格 | 結果 | 級 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度秋季 1次試験 | 2026年11月15日(日) | 終了(願書郵送 10月14日消印有効・インターネット 10月21日まで) | 12月9日から(インターネットで閲覧・通知を発送) | 準1級・2級・準2級・3級・4級・5級 |
| 2026年度秋季 2次試験 | 2027年1月24日(日) | 1次試験の合格者・1次試験の免除者 | 2027年2月15日から | 準1級・2級・準2級(面接) |
※ 2026年10月24日の時点で、2026年度秋季の出願は締め切られています。2027年度春季の日程は、まだ公式の資料に載っていません。申込は 仏検の出願(フランス語教育振興協会、インターネットまたは願書の郵送) から行います。会場: 1次試験は全国の都市で行われ、2026年度春季の願書には国内 33 の受験地が載っていました。受験地によって実施しない級があり、2次試験は一部の都市だけで行われます。会場の詳細は受験票で通知されます。
級と合格基準点
合格基準点は回ごとに決まります。下の表の合格基準点は、要項に載っている過去 6 回の平均です(小数点以下は四捨五入)。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との対応は、協会が示すおよその対応で、4級・5級には対応の記載がありません。
| 級 | 学習時間の目安 | 語彙の目安 | CEFR との対応 | 合格基準点(過去 6 回の平均) | 実施 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1級 | 600時間以上 | 制限なし | C1/C2 | 1次 89点(150点満点)・2次 31点(50点満点) | 春季のみ |
| 準1級 | 500時間以上 | 約5,000語 | B2 | 1次 66点(120点満点)・2次 23点(40点満点) | 秋季のみ |
| 2級 | 400時間以上 | 約3,000語 | B1 | 1次 59点(100点満点)・2次 19点(30点満点) | 春季・秋季 |
| 準2級 | 300時間以上 | 約2,300語 | A2 | 1次 57点(100点満点)・2次 18点(30点満点) | 春季・秋季 |
| 3級 | 200時間以上 | 1,670語 | A1 | 60点(100点満点) | 春季・秋季 |
| 4級 | 100時間以上 | 920語 | (対応の記載なし) | 59点(100点満点) | 春季・秋季 |
| 5級 | 50時間以上 | 550語 | (対応の記載なし) | 59点(100点満点) | 春季・秋季 |
受験資格の制限はなく、過去に受けた級や合否に関係なく、どの級でも受けられます。1級の合格者は、通訳案内士試験の外国語(フランス語)の筆記試験が免除されます。
2025年度の合格基準点と合格率
協会のデータブック(公式サイトの保存版)に載っている 2025年度の結果です。最終合格率は、2次試験のある級では 2次試験までの合格率です。
| 級 | 1次の合格基準点 | 2次の合格基準点 | 最終合格率 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 82点 | 30点 | 9.5% |
| 準1級 | 62点 | 23点 | 20.8% |
| 2級(春季) | 58点 | 18点 | 30.1% |
| 2級(秋季) | 56点 | 17点 | 27.6% |
| 準2級(春季) | 62点 | 18点 | 54.4% |
| 準2級(秋季) | 57点 | 18点 | 56.1% |
| 3級(春季) | 60点 | — | 59.6% |
| 3級(秋季) | 60点 | — | 66.0% |
| 4級(春季) | 59点 | — | 69.9% |
| 4級(秋季) | 56点 | — | 70.7% |
| 5級(春季) | 60点 | — | 84.0% |
| 5級(秋季) | 60点 | — | 80.9% |
※ 2026年10月24日は協会の公式サイトがメンテナンス中で、ページが公開されていませんでした。語彙の目安・CEFR との対応・2025年度の結果は、公式ページの保存版(Internet Archive、2026年5〜6月)で確かめています。日程・検定料・試験の構成は、公式の要項(PDF)で確かめています。
試験の構成
| 1級 | 1次: 筆記 120分(記述式・客観形式)、書き取り・聞き取り 約40分/2次: 面接 約9分(与えられた課題についてのスピーチと質疑応答) |
|---|---|
| 準1級 | 1次: 筆記 100分、書き取り・聞き取り 約35分/2次: 面接 約7分(与えられた課題についてのスピーチと質疑応答) |
| 2級 | 1次: 筆記 90分、書き取り・聞き取り 約35分/2次: 面接 約5分(フランス語での質疑応答) |
| 準2級 | 1次: 筆記 75分、書き取り・聞き取り 約30分/2次: 面接 約5分(フランス語での簡単な質疑応答) |
| 3級 | 筆記と聞き取りで約75分(客観形式、一部記述式)。2次試験はない |
| 4級 | 筆記と聞き取りで約60分(すべて客観形式)。2次試験はない |
| 5級 | 筆記と聞き取りで約45分(すべて客観形式)。2次試験はない |
| 解答 | 客観形式の問題はマークシート方式(黒鉛筆またはシャープペンシル) |
検定料
| 1級(春季) | 16,000円 |
|---|---|
| 準1級(秋季) | 14,000円 |
| 2級 | 11,000円 |
| 準2級 | 10,000円 |
| 3級 | 8,000円 |
| 4級 | 7,000円 |
| 5級 | 6,000円 |
※ 税込。隣り合う 2 つの級は同時に出願でき、2 つの検定料の合計から 2,000円引きになります(春季の 1級と 2級の併願はできません)。インターネットで申し込む時は、システム利用料 300円が別にかかります。納入した検定料は返金されず、次回への振替もできません。
過去問
協会の公式サイトで、2015年度(1級は春季、準1〜5級は秋季)の実施問題が過去問題サンプルとして公開されています。最新の試験問題は、協会が毎年発行する公式ガイドブックに解説つきで載っています。
主催・出典
主催: 公益財団法人 フランス語教育振興協会(APEF)。後援 文部科学省・在日フランス大使館文化部