フランス語の「subjonctif plus-que-parfait」(接続法大過去)の意味と使い方
意味:文学の接続法大過去(読んで分かる)
avoir・être の接続法半過去 + 過去分詞の形です。文学では、条件法過去の代わりに使われる書き言葉です。
avoir・être の接続法半過去 + 過去分詞の形です。文学では、条件法過去の代わりに使われる書き言葉です。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 形 | eût / fût + 過去分詞 (主語に合わせて活用) | qu'il eût fait, qu'elle fût venue |
| 主節で条件法過去の代わり (第2形) | eût / fût + 過去分詞 = aurait / serait + 過去分詞 | Il eût été content. = Il aurait été content. |
| si の節が大過去の時 | Si + 大過去, 条件法過去第2形 | S'il l'avait su, il fût venu. |
| 従属節 | que + 接続法大過去 | Il craignait qu'elle n'eût oublié. |
例文
- S'il l'avait su, il eût prévenu ses amis.もし知っていたら、彼は友人たちに知らせていたでしょう。
- Elle doutait que l'on eût compris ses intentions.彼女は、自分の意図が理解されていたのかと疑っていました。
- Sans cette tempête, le navire fût arrivé à l'heure.あの嵐がなければ、船は時間どおりに着いていたでしょう。
使い方のポイント
- 主節の eût fait は、文学で aurait fait(条件法過去)の代わりに使われます。同じ意味と読めば十分です。
- 従属節の que + 接続法大過去は、主節が過去で、さらに前の事柄を言う古い形です。
- 形は avoir・être の接続法半過去 + 過去分詞です。助動詞の選び方は複合過去と同じです。
練習問題
問1(仏検 1級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
S'il avait connu le danger, il n'( ) jamais accepté cette mission.
- eût
- a
- aura
- ait
答えと解説
正解:1. eût
si の節が大過去なので、主節は条件法過去の代わりの第2形「eût」です。a や aura では仮定の結論になりません。
問2(DALF C2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Il craignait qu'elle ( ) déjà quitté la ville.
- n'avait
- ne serait
- n'a
- n'eût
答えと解説
正解:4. n'eût
主節が過去で、さらに前の事柄を言う que 節は接続法大過去の「n'eût」です。n'a や n'avait は直説法で合いません。
問3(TCF C2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Grâce à une réparation rapide, le pont est resté ouvert ; sans cela, la circulation ( ) été interrompue pendant des mois.
- ait
- aura
- eût
- a
答えと解説
正解:3. eût
「それがなければ中断されていた」という反事実なので、条件法過去の代わりの第2形「eût」です。a été や aura été は合いません。
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「subjonctif imparfait」(接続法半過去) 文学の接続法半過去(読んで分かる)
- 「si + plus-que-parfait」(過去の事実に反する仮定) もし〜だったら…だっただろうに
- 「conditionnel passé」(条件法過去) 〜しただろうに(過去に実現しなかったことの結果)