フランス語の「sans + nom / avec + nom (hypothèse)」(仮定の表現)の意味と使い方
意味:〜がなければ・〜があれば(仮定)
sans + 名詞は「〜がなければ」、avec + 名詞は「〜があれば」と仮定を表します。主節は条件法です。
sans + 名詞は「〜がなければ」、avec + 名詞は「〜があれば」と仮定を表します。主節は条件法です。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 現在の事実に反する仮定 | Sans / Avec + 名詞, 条件法現在 | Sans cette aide, il ne pourrait pas payer. |
| 過去の事実に反する仮定 | Sans / Avec + 名詞, 条件法過去 | Sans la grève, nous serions arrivés à l'heure. |
| si を使う形に言い換える時 | Sans toi = Si tu n'étais pas là | Sans toi, je serais perdu. |
例文
- Sans ce billet, nous ne pourrions pas visiter Kyoto demain.この切符がなければ、明日京都を訪れることはできないでしょう。
- Avec plus de moyens, cette équipe de recherche progresserait beaucoup plus vite.もっと資金があれば、この研究チームははるかに速く進むでしょう。
- Sans la pluie, nous aurions pique-niqué dans le parc.雨がなければ、私たちは公園でピクニックをしていたでしょう。
使い方のポイント
- sans + 名詞だけでは仮定か事実か決まりません。主節の条件法が、仮定だと示します。
- si の文に言い換えられます。Sans toi, ... は Si tu n'étais pas là, ... にあたります。
- avec + 名詞も同じ働きです。Avec plus de temps, ... は Si j'avais plus de temps, ... にあたります。
練習問題
問1(仏検 準1級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Mon salaire est trop faible en ce moment. Avec un salaire plus élevé, je ( ) dans un quartier plus calme.
- vivrais
- vivais
- vivons
- vivant
答えと解説
正解:1. vivrais
avec + 名詞は現在の事実に反する仮定で、主節は条件法現在の「vivrais」です。半過去や、主語に合わない形は置きません。
問2(DELF B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Merci : le projet est fini ! Sans votre aide, nous n'( ) jamais terminé à temps.
- avons
- aurions
- aurons
- avions
答えと解説
正解:2. aurions
過去の事実に反する仮定で、主節は条件法過去です。n'aurions jamais terminé と「aurions」を入れます。
問3(TCF B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Le tramway a eu vingt minutes de retard ce matin. Sans les travaux sur l'avenue, il ( ) à l'heure.
- serait arrivé
- arrivera
- est arrivé
- arrivait
答えと解説
正解:1. serait arrivé
遅れたのが事実なので、工事がなければという過去の仮定です。主節は条件法過去の「serait arrivé」です。
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「si + imparfait, conditionnel」(現在の事実に反する仮定) もし〜なら…だろうに
- 「si + plus-que-parfait」(過去の事実に反する仮定) もし〜だったら…だっただろうに
- 「conditionnel passé」(条件法過去) 〜しただろうに(過去に実現しなかったことの結果)