フランス語の「se faire + infinitif」(使役の代名動詞)の意味と使い方
意味:〜してもらう・〜される(se faire + 不定詞)
se faire + 不定詞は、人に〜してもらう意味と、何かを〜される受け身の意味になります。
se faire + 不定詞は、人に〜してもらう意味と、何かを〜される受け身の意味になります。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 〜してもらう | se faire + 不定詞 + 名詞 | Je me fais couper les cheveux. |
| 〜される(受け身) | se faire + 不定詞 | Il se fait gronder par son père. |
| 複合過去(fait は一致しない) | s'être fait + 不定詞 | Elle s'est fait couper les cheveux. |
| 動作主を示す | par + 人 | Il s'est fait gronder par son père. |
例文
- Nous allons nous faire construire une petite maison au bord de la mer.海辺に小さな家を建ててもらうつもりです。
- Nous nous sommes fait photographier devant la cathédrale.私たちは大聖堂の前で写真を撮ってもらいました。
- Marie s'est fait offrir un bouquet de fleurs par ses collègues.マリーは同僚たちから花束を贈られました。
使い方のポイント
- 使役の faire + 不定詞と違い、主語自身がしてもらう・される側です。
- 複合過去では fait は性数一致しません(Elle s'est fait couper les cheveux)。
- 受け身の意味では、動作主を par で示すことがあります。
練習問題
問1(仏検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Hier, ma sœur s'est ( ) couper les cheveux dans un salon de Shibuya.
- faite
- faire
- fait
- faits
答えと解説
正解:3. fait
se faire + 不定詞の過去分詞は一致しないので「fait」です。「faite」のように、主語に合わせて変えません。
問2(DELF B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Il s'est fait ( ) par son père parce qu'il avait menti.
- grondant
- gronder
- grondait
- grondé
答えと解説
正解:2. gronder
se faire の後は不定詞なので「gronder」です。「grondé」のような過去分詞は続けられません。
問3(TCF B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Samedi dernier, nous nous ( ) fait livrer des pizzas.
- aurons
- avions
- avons
- sommes
答えと解説
正解:4. sommes
se faire は代名動詞なので、複合過去の助動詞は être です。「nous nous sommes fait livrer」になります。「avons」は使えません。
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「faire + infinitif」(使役) 〜させる・〜してもらう(使役)
- 「être + participe passé (passif)」(受動態) 〜される(受動態。過去分詞は主語に一致)
- 「laisser + infinitif」(放任の構文) 〜させておく・〜させる(許可・放任)