仏検・DELF・DALF・TCF の文法ドリルと試験情報
ホーム > 文法一覧 > 「concordance des temps」(時制の一致)の意味と使い方

フランス語の「concordance des temps」(時制の一致)の意味と使い方

意味:主節が過去の時の時制の置き換え
主節が過去の時、que 節の動詞は、現在が半過去、複合過去が大過去、未来が条件法になります。

形の作り方

条件形例
直接話法が現在間接話法では半過去« J'ai faim. » : Il a dit qu'il avait faim.
直接話法が複合過去間接話法では大過去« Je suis parti. » : Il a dit qu'il était parti.
直接話法が未来間接話法では条件法現在« Je viendrai. » : Il a dit qu'il viendrait.
主節が現在時制はそのままIl dit qu'il a faim.

例文

  • Mon frère m'a dit qu'il voulait devenir pilote.
    兄は、パイロットになりたいと言っていました。
  • Elle a répondu qu'elle était déjà allée à Kyoto.
    彼女は、京都にはもう行ったことがあると答えました。
  • Nous pensions que l'exposition ouvrirait la semaine suivante.
    私たちは、展覧会が翌週に始まると思っていました。

使い方のポイント

  • 主節が現在や未来なら、時制は変えません(Il dit qu'il a faim)。
  • 半過去・大過去・条件法は、ふつうそのままの形で使います。
  • 時の表現も変わります:demain は le lendemain になります。

練習問題

問1(仏検 2級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Hier, Kenji m'a dit qu'il (  ) mal à la gorge, mais aujourd'hui il va mieux.
  1. aurait
  2. aura
  3. avait
  4. a
答えと解説

正解:3. avait

主節が過去で、直接話法の現在は半過去になるので「avait」です。現在形の「a」は今も続く場合の形で、ここでは合いません。

問2(DELF B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
La directrice a expliqué que le client (  ) déjà payé la veille.
  1. était
  2. aurait
  3. aura
  4. avait
答えと解説

正解:4. avait

直接話法の複合過去は、間接話法では大過去になります。payer は avoir を使うので「avait」+ payé です。「était」は助動詞が違います。

問3(TCF B2の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Le guide avait précisé que la visite (  ) deux heures environ ; en fait, elle en a duré trois.
  1. durerait
  2. avait duré
  3. a duré
  4. durera
答えと解説

正解:1. durerait

主節が過去で、そこから見た未来は条件法現在の「durerait」です。「durera」は現在から見た未来で、過去の話には合いません。

この文法が出る級(目安)

※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。

※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。

※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。

あわせて覚えたい文法