フランス語の「par」(前置詞 par)の意味と使い方
意味:〜を通って・〜によって・〜につき
par は経路 (〜を通って)・動作主 (〜によって)・割合 (〜につき) を表す前置詞です。
par は経路 (〜を通って)・動作主 (〜によって)・割合 (〜につき) を表す前置詞です。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 経路 | par + 場所 | Je passe par Lyon. / Il sort par la fenêtre. |
| 受動態の動作主 | par + 人 | Le gâteau est fait par ma mère. |
| 割合・頻度 | par + 冠詞なしの名詞 | deux fois par semaine / dix euros par personne |
| 手段 | par + 無冠詞の名詞 | par avion / par téléphone |
例文
- Pour aller à Nice, nous passons par Lyon.ニースへ行くには、リヨン経由で行きます。
- Le repas coûte vingt euros par personne.食事は一人あたり20ユーロです。
- Ces photos ont été prises par mon oncle.この写真は叔父によって撮られました。
使い方のポイント
- 割合を言う時、par の後はふつう冠詞を置きません (par jour / par personne)。
- par は「経由・動作主」、pour は「目的・行き先」を表します。
- 受動態では、動作は par、状態や感情は de を使うことが多いです。
練習問題
問1(仏検 3級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Ma sœur voyage en train trois fois ( ) mois pour son travail.
- pour
- en
- à
- par
答えと解説
正解:4. par
「月に3回」と割合を言う時は、par + 冠詞なしの名詞なので「par」です。「pour mois」の形にはなりません。
問2(DELF B1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
La vitre du salon a été cassée ( ) le ballon des enfants.
- pour
- sur
- par
- dans
答えと解説
正解:3. par
受動態で動作を行ったものを示すので「par」です。pour・dans・sur では「窓を割った」という動作主になりません。
問3(TCF B1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Le bus de nuit passe ( ) le centre-ville avant d'arriver à l'aéroport.
- sur
- par
- pour
- à
答えと解説
正解:2. par
「市の中心部を通って」と経路を表すので「par」です。passer par + 場所の形で、pour や à では経路の意味になりません。
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「à / dans / chez」(場所の前置詞) 〜に・〜の中に・〜の家に(場所)
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