フランス語の「ne … pas」(否定)の意味と使い方
意味:〜ない(否定)
動詞を ne と pas ではさんで否定文を作ります。母音や無音の h の前では ne が n' になります。
動詞を ne と pas ではさんで否定文を作ります。母音や無音の h の前では ne が n' になります。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 子音で始まる動詞 | ne + 動詞 + pas | je ne parle pas / il ne mange pas |
| 母音・無音の h で始まる動詞 | n' + 動詞 + pas | je n'aime pas / elle n'habite pas ici |
| 複合過去 | ne + 助動詞 + pas + 過去分詞 | je n'ai pas mangé / il n'est pas venu |
| 代名動詞 | ne + 代名詞 + 動詞 + pas | je ne me lève pas tôt |
例文
- Je ne parle pas espagnol.私はスペイン語は話せません。
- Mon frère n'habite pas à Tokyo.兄は東京に住んでいません。
- Hier, nous ne sommes pas sortis.昨日、私たちは出かけませんでした。
使い方のポイント
- 母音の前では n' になります (je n'aime pas)。書く時は ne を落としません。
- 否定文では直接目的語に付く un・une・des・部分冠詞が de になります (je n'ai pas de voiture)。
- 複合過去では ne と pas で助動詞だけをはさみ、過去分詞は pas の後に置きます。
練習問題
問1(仏検 5級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Kenji ( ) mange pas de viande.
- pas
- ne
- non
- plus
答えと解説
正解:2. ne
否定は動詞を ne と pas ではさむので、動詞の前は「ne」です。「non」は単独で「いいえ」と答える語で、動詞の前には置きません。
問2(DELF A1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Hier soir, je ( ) ma chambre.
- ne pas ai rangé
- pas n'ai rangé
- n'ai rangé pas
- n'ai pas rangé
答えと解説
正解:4. n'ai pas rangé
複合過去の否定は、ne と pas で助動詞 ai だけをはさむので「n'ai pas rangé」です。「n'ai rangé pas」のように pas を過去分詞の後に置くのは誤りです。
問3(TCF A1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
La banque ne ferme ( ) à midi.
- si
- pas
- non
- ne
答えと解説
正解:2. pas
動詞 ferme を ne と pas ではさむ否定文なので「pas」です。「銀行は昼に閉まらない」という意味です。「non」は ne と組み合わせて使いません。
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「pas de」(否定の de) 否定文で冠詞が de になる形
- 「ne … jamais」(否定) 一度も〜ない・決して〜ない
- 「ne … plus」(否定) もう〜ない