フランス語の「Qu'il entre !」(独立節の接続法)の意味と使い方
意味:〜させなさい・〜でありますように(3 人称)
que + 接続法だけで文を作り、3 人称への命令や許可、願いを表します。主節はありません。
que + 接続法だけで文を作り、3 人称への命令や許可、願いを表します。主節はありません。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 3 人称への命令・許可 | Que + 3 人称の主語 + 接続法 ! | Qu'il entre ! |
| 願い | Que + 主語 + 接続法 ! | Que le meilleur gagne ! |
| 命令法にない人称を補う | 命令法のない 3 人称は que + 接続法で言う | Qu'ils attendent dehors ! |
例文
- Qu'il entre, le directeur l'attend.彼を通してください。部長がお待ちです。
- Pour ce concours, que chacun fasse de son mieux !このコンクールでは、各自が最善を尽くしますように!
- Qu'elle ne s'inquiète pas : tout est réglé.彼女には心配しなくていいと伝えて。すべて片づきました。
使い方のポイント
- 主節がなく、que が「〜させよ」「〜ますように」の合図です。命令法のない 3 人称の命令を補います。
- 強い命令だけでなく、許可や願いの響きになることも多く、文脈で意味が決まります。
- Vive la liberté ! のような決まった言い方も、同じ接続法の独立節です。
練習問題
問1(仏検 1級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Mon fils a besoin de repos. Qu'il ( ) un jour de congé lundi !
- prendra
- prendrait
- prenne
- prend
答えと解説
正解:3. prenne
que で始まる独立節は接続法で、3 人称への許可・命令を表します。ここは「prenne」です。直説法や条件法は置きません。
問2(DALF C1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Nous partons demain. Que tout le monde ( ) prêt à sept heures !
- soit
- est
- serait
- sera
答えと解説
正解:1. soit
que で始まる独立節は接続法の「soit」で、3 人称への指示を表します。直説法の est や sera は合いません。
問3(TCF C1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Dans l'atelier, que les élèves ( ) leur travail sans gêner les autres !
- feront
- feraient
- font
- fassent
答えと解説
正解:4. fassent
独立節の que の後ろは接続法なので、faire の接続法現在「fassent」です。直説法・条件法は置きません。
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「impératif」(命令法) 〜しなさい・〜しましょう(命令法)
- 「subjonctif présent」(接続法現在) 接続法現在(que の後の動詞の形)
- 「vouloir que / souhaiter que」(接続法 (意志・願望)) (人に)〜してほしい