フランス語の「il y a」(存在の表現)の意味と使い方
意味:〜がある・〜がいる(存在)
「il y a + 名詞」で、ある場所に物や人があること・いることを表します。名詞が複数でも形は変わりません。
「il y a + 名詞」で、ある場所に物や人があること・いることを表します。名詞が複数でも形は変わりません。
形の作り方
| 条件 | 形 | 例 |
|---|---|---|
| 肯定 (単数・複数とも) | il y a + 冠詞 + 名詞 | il y a un café / il y a des enfants |
| 否定 | il n'y a pas de (d') + 名詞 | il n'y a pas de lait / il n'y a pas d'eau |
| 疑問 | est-ce qu'il y a … ? / y a-t-il … ? | est-ce qu'il y a une banque ici ? |
例文
- Il y a une boulangerie près de chez moi.家の近くにパン屋があります。
- Dans ma classe, il y a vingt élèves.私のクラスには生徒が20人います。
- Il n'y a pas de bus le dimanche.日曜日はバスがありません。
使い方のポイント
- 否定では un・une・des・部分冠詞が de になります (il n'y a pas de bus)。母音の前は d' です。
- 後の名詞が複数でも il y a の形は変わりません (il y a trois chambres)。
- c'est との違い:il y a は「〜がある」と存在を言い、c'est は「それは〜だ」と何かを指して言います。
練習問題
問1(仏検 5級の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Il y ( ) trois chambres dans notre appartement à Osaka.
- sont
- ont
- est
- a
答えと解説
正解:4. a
後の名詞が複数でも il y a の形は変わらないので「a」です。「ont」や「sont」は trois chambres に合わせた形ですが、il y a では使いません。
問2(DELF A1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Il n'y a pas ( ) beurre pour le gâteau : je vais au supermarché.
- du
- le
- des
- de
答えと解説
正解:4. de
否定の il n'y a pas の後では、部分冠詞 du が de に変わるので「de」です。「du」は肯定文の il y a du beurre で使う形です。
問3(TCF A1の文法ドリルより) ( )に入る最も適切なものを選んでください。
Excusez-moi, est-ce qu'il ( ) un bureau de poste près d'ici ?
- y sont
- y a
- y est
- y ont
答えと解説
正解:2. y a
「〜がありますか」は est-ce qu'il y a で尋ねるので「y a」です。「y est」は「そこにいる」の意味になり、後に名詞を続けられません。
この文法が出る級(目安)
※ 仏検の級は、フランス語教育振興協会の公開資料(各級の程度と試験内容、CEFR とのおよその対応)と公開されている過去の試験問題をもとに、当サイトが当てはめた目安です。協会が定める出題範囲の一覧ではありません。
※ DELF・DALF のレベルは、CEFR のレベルごとの文法の目録(Eaquals・CIEP、2015年)をもとに当サイトが当てはめた目安です。DELF・DALF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
※ TCF のレベルも、DELF・DALF と同じ文法の目録をもとにした目安です。TCF の公式の出題範囲の一覧ではありません。
あわせて覚えたい文法
- 「pas de」(否定の de) 否定文で冠詞が de になる形
- 「c'est / ce sont」(提示の表現) これは〜です(c'est・ce sont)
- 「il y a + durée」(時の表現) 〜前に(過去の一点)